芦原さんはどうして亡くなってしまったの?
事の顛末がわからない…
ファンの方など、中には作品が未完で終わって
しまったことに悲しみを抱いている人もいると思います。
そこで今回は
事の顛末や亡くなった理由を
調べてみました。
原作者の芦原さんの気持ちを考えると
とてもいたたまれない気持ちになります。
心からお悔やみ申し上げます。
亡くなったの状況
芦原妃名子(本名・松本律子 50歳)さんが1月29日
栃木県内(ダム)で死亡しているのが見つかりました。
亡くなった状況などから自殺とみられています。
現在は警察当局が死因や経緯を調べているところです。
芦原さんはドラマの内容をめぐって
トラブルがあったことを26日にSNSで告白。
波紋を広げたことで28日に全文を削除しました。
「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい。」
と謝罪文を書き込んだのが最後でした。
と、ニュースでははじめ芦原さんが病んで
亡くなってしまったかのような放送でしたが
実際はもっと陰湿的なものがありました。
事の顛末
まず最初に芦原さんが最後に
「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい。」
と言う前に発信した内容です。
現在は削除されているので、他の方のを
引用します。
上手く載るかな、、、なるべく途切れなく読めるようにしたつもり。
— 霧瀬 天天 (@10_10_kirise) January 29, 2024
アーカイブスって便利ね、、、#芦原妃名子 先生が #セクシー田中さん のドラマの裏で起きていた事、なぜあの様な着地点となったかご説明なさっていたブログ。
勝手に持って来てごめんなさいだけど、残す必要あると思うのです。 pic.twitter.com/uQrSwNUOSo
以下が芦原さんのブログの内容になります。
現在は削除されています。
※ブログ全文なので長文になります
「ドラマ「セクシー田中さん」をご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。
色々と悩んだのですが、今回のドラマ化で、私が9話、10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った経緯や事情を、きちんとお伝えした方が良いのではと思い至りました。
この文章を書くにあたって、私と小学館で改めて時系列にそって事実関係を再確認し、文章の内容も小学館と確認して書いています。
ただ、私達は、ドラマの放送が終了するまで、脚本家さんと一度もお会いすることはありませんでしたし、監督さんや演出の方などドラマの制作スタッフの皆様とも、ドラマの内容について直接、お話させていただく機会はありませんでした。
ですから、この文章の内容は私達の側で起こった事実ということになります。「セクシー田中さん」は一見奇抜なタイトルのふざけたラブコメ漫画に見えますが…。
自己肯定感の低さ故生きづらさを抱える人達に、優しく強く寄り添える様な作品にしたいという思いが強くあり、ベリーダンスに纏わる方々の思いにも共鳴しながら、担当編集と共に大切に描いてきた漫画です。
ドラマ化のお話をいただき、当初の数話のプロットや脚本をチェックさせていただきながら、最終的に私が10月のドラマ化に同意させて頂いたのは6月上旬でした。
「セクシー田中さん」は連載途中で未完の作品であり、また、漫画の結末を定めていない作品であることと、当初の数話のプロットや脚本をチェックさせていただいた結果として、僭越ではありましたが、ドラマ化にあたって、
・ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」。漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく。
・漫画が完結していない以上、ドラマなりの結末を設定しなければならないドラマオリジナルの終盤も、まだまだ未完の漫画のこれからに影響を及ぼさない様「原作者があらすじからセリフまで」用意する。
原作者が用意したものは原則変更しないでいただきたいので、ドラマオリジナル部分については、原作者が用意したものを、そのまま脚本化していただける方を想定していただく必要や、場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もある。
これらを条件とさせていただき、小学館から日本テレビさんに伝えていただきました。
また、これらの条件は脚本家さんや監督さんなどドラマの制作スタッフの皆様に対して大変失礼な条件だということは理解していましたので、「この条件で本当に良いか」ということを小学館を通じて日本テレビさんに何度も確認させていただいた後で、スタートしたのが今回のドラマ化です。ところが、毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出されていました。
・漫画で敢えてセオリーを外して描いた展開を、よくある王道の展開に変えられてしまう。
・個性の強い各キャラクター、特に朱里・小西・進吾は原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更される。
・「性被害未遂・アフターピル・男性の生きづらさ・小西と進吾の長い対話」等、
私が漫画「セクシー田中さん」という作品の核として大切に描いたシーンは、大幅にカットや削除され、まともに描かれておらず、その理由を伺っても、納得のいくお返事はいただけない。といったところが大きなところですが、他にも細かなところは沢山ありました。
「枠にハマったキャラクターに変えないでいただきたい。
私が描いた「セクシー田中さん」という作品の個性を消されてしまうなら、私はドラマ化を今からでもやめたいぐらいだ」と、何度も訴え、どうして変更していただきたくないのかということも丁寧にご説明し、粘りに粘って加筆修正し、やっとの思いでほぼ原作通りの1〜7話の脚本の完成にこぎつけましたが…。
脚本家さん、監督さんといったドラマ制作スタッフの皆様と、私達を繋ぐ窓口はプロデューサーの方々のみでしたから、プロデューサーの方々が当初「ドラマ化の条件」として小学館から日本テレビさんに伝えていただいた内容を、
どのように脚本家さんや監督さん、ドラマ制作スタッフの皆様に伝えていらっしゃったのか、残念ですが私達には知る術はなく、当初お伝えした「ドラマ化の条件」はどうなってしまったのだろう?という疑問を常に抱えた状態での加筆修正の繰り返しとなって、その頃には私も相当疲弊していました。
そして、私があらすじ、セリフを準備する終盤のドラマオリジナル展開は8話〜10話となりましたが、ここでも当初の条件は守られず、私が準備したものを大幅に改変した脚本が8話〜10話まとめて提出されました。特に9話、10話の改変された脚本はベリーダンスの表現も間違いが多く、
ベリーダンスの監修の方とも連携が取れていないことが手に取るように分かりましたので、「当初の約束通り、とにかく一度原作者が用意したあらすじ、セリフをそのまま脚本に落としていただきたい」「足りない箇所、変更箇所、意見はもちろん伺うので、脚本として改変された形ではなく、別途相談していただきたい」
といったことを、小学館から日本テレビさんへ申し入れをしていただきましたが、その後も、大幅な改編がされたプロットや脚本が提出され、それを小学館サイドが「当初の約束通りに」と日本テレビさんにお戻しするという作業が数回繰り返されたと聞いています。最終的に、日本テレビのチーフプロデューサーの方から「一度そのまま書くように」との指示が出たとも伺っていましたが、状況は変わらぬまま約4週間が過ぎてしまいました。
ドラマの制作スケジュールのリミットもどんどん迫っていましたので、本当はドラマオリジナルとなる8話〜10話全ての脚本を拝見してオリジナル部分全体で、加筆修正をさせていただきたかったのですが、8話だけ、何とか改変前の内容に修正させて頂いて、日本テレビさんにお渡しすることになってしまいました。
9話、10話に関する小学館と日本テレビさんのやりとりを伺い、時間的にも限界を感じましたので、小学館を通じて9話、10話については、当初の条件としてお伝えしていた通り、「原作者が用意したものをそのまま脚本化していただける方」に交代していただきたいと、正式に小学館を通じてお願いしました。
結果として、日本テレビさんから8話までの脚本を執筆された方は9話、10話の脚本には関わらないと伺ったうえで、9話、10話の脚本は、プロデューサーの方々のご要望を取り入れつつ、私が書かせていただき、脚本として成立するよう日本テレビさんと専門家の方とで内容を整えていただく、という解決策となりました。
何とか皆さんにご満足いただける9話、10話の脚本にしたかったのですが…。素人の私が見よう見まねで書かせて頂いたので、私の力不足が露呈する形となり反省しきりです。
漫画「セクシー田中さん」の原稿の〆切とも重なり、相当短い時間で脚本を執筆しなければならない状況となり、推敲を重ねられなかったことも悔いてます。
9話、10話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。どのような判断がベストだったのか、今も正直正解が分からずにいますが、改めて、心よりお詫び申し上げます。
最後となりましたが、素敵なドラマ作品にして頂いた、素晴らしいキャストの皆さんや、ドラマの制作スタッフの皆様と、「セクシー田中さん」の漫画とドラマを愛してくださった読者と視聴者の皆様に深く感謝いたします。
2024.1.26
芦原妃名子
自分の作品に対して誇りを持っており
失礼を承知して頂いたうえで
作品に対して忠実にドラマ化して頂くことが
前提だったのにも関わらず
実際は大きく改変された脚本を描かれ
9話、10話(最終話)では脚本家に
匙を投げられたかのように感じます。
(実際にどのようなやり取りがあったかは
不明ですが)
しかし、これが単に攻撃しているようには
思えません。
一方それ以前にSNSで脚本家サイドから
投稿があり、攻撃とも取れる文章がありました。
これもまた現在は削除されているため
他の方から引用します。
脚本屋の人、巻き込まれたんじゃなくて自分から原作者を追込みに行ってるよね。
— DEX (@DEXZIP1) January 31, 2024
#ひるおび#セクシー田中さん pic.twitter.com/YnzmF9XCmd
原作者が脚本することを
「過去に経験したことのない事態で困惑しましたが」(12月24日投稿)
や「私が書いたのは1~8話で9・10話を書いたのは原作者です。誤解なきようお願いします」
「今回の出来事はドラマ制作の在り方、脚本家の存在意義について深く考えさせるものでした。」
「どうか、今後同じことが二度と繰り返されませんように。」(12月28日投稿)
など原作者が見るとまるで攻め立てているような
文章に感じます。
ハッシュタグに原作者の名前が無いのも
気になりますね。
更に他の脚本家も右に倣えとばかりに
攻め立てます。
こちらの投稿を見ると日テレ側も脚本家サイドに
付いていたのでは?疑われています。
日テレ公式が最終回(原作者のみの脚本)批判コメントばかりいいねしてるのヤバすぎん?
— むちお@情報垢 (@mutio_info) January 30, 2024
脚本家は原作者に手直しされた1~8話を自分の手柄だと吹聴するし9、10話は素人の脚本だと降ろされた恨みマシマシだしテレビはその件一切伝えないし
日テレマジで何なの?怖いよ#相沢友子#セクシー田中さん pic.twitter.com/3thMa2dZr9
軽率に最終回批判をいいねするのは良くなかったですね。
さらにスタッフリストに原作者の記載がありません。
尚これだけの事が明らかになった今でも
どなたからも
謝罪の一言は一切ありません。
亡くなった理由
亡くなった理由として4つあると思います。
- 自分の作品をうまくドラマ化出来なかった自己嫌悪
- SNSによる誹謗中傷
- 自身の発信したブログ等への自己嫌悪
- 過労による疲労困憊
自分の作品をうまくドラマ化出来なかった自己嫌悪
まず自身や周りの協力あって文字通り
命を懸けて生み出した作品を思い通りに
ドラマ化出来なかったこと。
「セクシー田中さん」は一見奇抜なタイトルのふざけたラブコメ漫画に見えますが…。自己肯定感の低さ故生きづらさを抱える人達に、優しく強く寄り添える様な作品にしたいという思いが強くあり、ベリーダンスに纏わる方々の思いにも共鳴しながら、担当編集と共に大切に描いてきた漫画です。
と本人が言っているようにいろんな方と
協力しながら膨大な熱量で仕上げた漫画
だと言えます。
そんな作品を自分が台無しにしてしまった…
と考えてしまったのかもしれません。
SNSによる誹謗中傷
上記にも書きましたが
脚本家達のリンチにも見える批判が
芦原さんを追い詰めているように感じます。
実際コメントは削除され謝罪の一言もなく
自分たちへの誹謗中傷はやめてください
と言っています。
まずはコメント削除の前にしっかりと
謝罪するべきだったと思います。
自身の発信したブログ等への自己嫌悪
現在ブログは削除され、それに対しての
反応等を見ることは出来ませんが
「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい。」
とあることから攻撃だと認識した人がいたと
思われます。
事の経緯や自身の至らなさを綴ったつもりが
攻撃に捉えられてしまい自己嫌悪に
至ってしまったのでしょう。
過労による疲労困憊
よく漫画家さんは連載に追われ多忙な日々を
暮らしていると聞きます。
人気漫画家ならなおさらです。
その上、時間が押している中
初めてのドラマの脚本。
当然楽に出来ることでは無いはずです。
体は疲労困憊、睡眠は取れていたのでしょうか?
精神的にも追い詰められて
当時はどんな思いでやっていたのか
計らずとも大変な思いでやっていたことでしょう。
それがそんな批評をされれば
泣きっ面に蜂だったと思います。
世間の声は?
ねぇ、芦原先生を返してよ
— さび (@UZplusM) January 29, 2024
セクシー田中さん、ラスト読んでないの
ずっとセクシー田中さんを読んできたの
テレビは3話で、違和感感じて見るの辞めたくらい、原作が好きなの、漫画が一番なのよ
自分の見識だけで追い詰めた人達、芦原先生をを返して #セクシー田中さん#セクシー田中さん
日テレは芦原先生が何度も脚本が原作から大きくズレていると訴えていた事をスルーしていた事や脚本家がInstagramで先生を攻撃していた事には全く触れないんですね💧#芦原先生 #自殺 #芦原妃名子 #セクシー田中さん #日テレ pic.twitter.com/XmzVUC0DWX
— KIKI໒꒱🎁❄️🌙 (@k7o03) January 29, 2024
SNSで芦原先生を悪者扱いしてた脚本家や賛同してた同業者
— やまとまと(リプ不要、bio必読) (@rakuniikiteikou) January 30, 2024
「私は何も言ってませんよ。素晴らしい方が亡くなってショックです」
テレビ局
「自殺した方は生前ちょっとトラブル起こしてたようですね。お悔やみ申し上げます」
この人らの倫理観どうなってんの。#セクシー田中さん
山里亮太「日テレのコメントを見ると、当社は悪くないと言い訳してるようにも読めるが、この件については徹底的に調査してほしい」
— itz_Monika (@monika1854) January 30, 2024
山ちゃん、よく言った!しかし番組をクビにならないか心配だ。@ntv_DayDay #DayDay#セクシー田中さん pic.twitter.com/7BJeZEwnD4
やはり日テレや脚本家たちへの批判の声が
多いですね。
脚本家の擁護コメントをした1人
泉美さんは
「尊厳」という表現したことについては、次のように述べた。 「多々ある制作事情の上で両先生のご事情を察して明記したものでした。書き手、作り手というのは、皆さま孤独なもので、それを察しての発言で、それ以上でもそれ以下でもありません」
「人殺し」「もう世に出てくるな」「詫びろ」という恫喝の言葉や、「なぜ芦原先生を攻撃した」というメッセージが多々届いたという。「寄せられる言葉に恐怖すら感じております。今や家族も身の危険を感じております」と述べた上で次のようにコメントした。
「なにより、これ以上、悲しみ悩む方が増えて欲しくありません。そして、こうした悲しい出来事やニュースが傷ついた人の心をも巻き込んで、悲劇が二次三次に及ぶこともあって欲しくありません。どうぞ、ご理解をいただければ幸いです」
引用元:Yahooニュース
とある。これに対しても
『まず謝罪では?』
『両先生の事情を察しての発言ではなかった』
との声があった。
まとめ
芦原妃名子さんが亡くなった理由は
脚本家やテレビ局などが
『原作者へ対してリスペクトが足りなかった』
せいだと感じました。
誹謗中傷が良くないのはもちろん
作品に対しての敬意も足りておらず
これからドラマ化する作品に対しても
影響を及ぼしかねないものだと思います。
だからと言って脚本家やテレビ局に
誹謗中傷を推奨するわけではありません。が、
早期の対応を期待したいところです。
芦原さん自身きっと責任感が強い方だったのでしょう。
作品に対しての愛情が自責の念へと変わり
更に彼女を追い込んでしまったのかもしれません。
累計100万部を突破していた人気作が
こんな形で幕を閉じてしまうのは
本当に残念でなりません。
詳しく事の経緯をメディアで放送されることを
願っています。
最後に、芦原さん素敵な作品を本当にありがとうございました。
心からお悔やみ申し上げます。
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