元不登校系YouTuberのゆたぼんと実業家の堀江貴文氏との
登校に関するXの議論が話題になっている。
そこにメンタリストDaiGoもコメントすると
その切り返しで返り討ちにし
「オーバーキル過ぎるw」「レスバ強すぎて草」
など賞賛するコメントが散見された。
- そもそもゆたぼんって何者なのか?
- ホリエモンやDaiGoを論破したというやり取りとは?
- 本当は論破出来ていない理由
こちらを順を追って説明していきたいと思います。
そもそもゆたぼんとは何者か?
プロフィール
本名 | 中村 逞珂(なかむら ゆたか) |
愛称 | ゆたぼん |
出身 | 大阪府(現在は沖縄県宜野湾市在住) |
生年月日 | 2008年12月12日(15歳) |
職業 | YouTuber |
「学校は行きたい時に行く」「不登校の自由」
などを主張し動画配信を行っている。
Youtube登録者数は15.9万人
父親は政治活動家の中村幸也。
YouTuberになった経緯
小学3年生の時に宿題をしなかったことから
担任とトラブルとなり
また、同級生が教師に従うロボットみたいに思える
ようになったことから不登校となった。
その時から「不登校は不幸じゃない」「俺が自由な世界を創る」
「人生は冒険や」などといったメッセージを発信する
YouTuberとして活動を始めるようになった。
ホリエモン達とどういうやり取りがあったのか
事の発端は5月8日に幻冬舎編集者の箕輪厚介さんが自身のXに
「GW明けだからか子供が小学校をサボろうとするから学校行けって言ったら、ホリエモンが学校行かなくていいって言ってると返された。むずい」
と投稿したこと。これに対しゆたぼんが
「大人になってから困ってもホリエモンは責任を取ってくれない。人生の責任は自分自身。僕も学校は行きたければ行けばいいし、行きたくないなら無理に行かなくていいと思う。でも、楽しめそうなら行ってみてもいいと思う」と助言。ここで名指しされたホリエモンは「行く意味ないじゃん学校」と反応。
ゆたぼんは「野菜は美味しいから食べるのと同じで、学校は楽しいから行くんだよ」
と、ホリエモンが嫌う”野菜煽り”を交えて反論した。ホリエモンも「箕輪の息子は楽しくないからサボりたいんだろ。文章読めるようになれよ」と返したが
ゆたぼんは「楽しく行ける時に行けばいいって言ってんだろ。読解力つけろよ」と、ホリエモンに痛烈なカウンターを浴びせた。
ここにメンタリストDaiGoが割って入り
「そして、社会に出ると、仕事は楽しい時に行けばいいでは成り立たないと言うことに気づく絶望」と皮肉った。ゆたぼんは「教育は親の義務で子供は学校に行く権利はあるけど義務はありません。憲法で『すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う』とあるので、学校と仕事は別ですね」と反撃。
さらに、3年前にメンタリストDaiGoが「ホームレスの命はどうでもいい。いない方が良くない?」と発言して大炎上した一件を持ち出して「だからといって『ホームレスの命はどうでもいい』なんて差別発言する人は良くないと思います。学校で何を学んできたんや?って話ですよね」と、キツい一撃を見舞った。
Yahoo!ニュースより引用
これに対してコメントでは
「キレッキレやん」「おぉ…ゆたぼんが胡散臭いやつキラーに」
「一連の登場人物の中で一番ゆたぼんがまともだ…」
「良い年したおっさん達が高校生の子供に言い負かされてるの見るの本当おもろい」と
ゆたぼんの切れ味の鋭さに驚く反応が上がっていた。
論破できていない3つの理由
ここからはゆたぼんが論破していないと思える理由について解説していきたいと思います。
理由1 話がかみ合っていない
まず最初に箕輪厚介さんのお子さんに対してのコメントだが
「大人になってから困ってもホリエモンは責任を取ってくれない」
というのは正論だろう。しかし
「楽しめそうなら行ってみてもいいと思う」は
当人が一番わかっていることで
そもそも楽しめるのに行かない方がおかしい。
授業だけが嫌で他が楽しめるなら行こうなんて補足が
あれば良いが、「楽しめそうなら行ってみてもいいと思う」
というコメントは意味をなさない
とホリエモンが思っても仕方がない。
それをわざわざホリエモンが嫌う”野菜煽り”
をして反論するところが幼いように感じるところだ。
揚げ足を取っているだけで
ただの屁理屈のようである。
ホリエモンが言っているのは「楽しくないからサボってんだよ」
ゆたぼんは「楽しいなら行けば良いって言ってるだけ」
全くかみ合っていないだけである。
極端な例をあげよう
A ランニングなんてやりたくない
B 楽しかったらやれば?
C いや楽しくないからやらないんでしょ
B だから楽しかったらって言ってんだろ
お話になっていないのである。
理由2 相手の意見を捻じ曲げて返している
次にメンタリストDaiGoに対しての応答だ。
「そして、社会に出ると、仕事は楽しい時に行けばいいでは成り立たないと言うことに気づく絶望」
とDaiGoの意図は恐らく
安易に楽しい時に行けば良いというのは
社会に出てからは通用しなくなってしまうよ。
という事だと思うが、ゆたぼんはこう返している。
「教育は親の義務で子供は学校に行く権利はあるけど義務はありません。憲法で『すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う』とあるので、学校と仕事は別ですね」
これはひろゆきがよく使うストローマン論法に似ている。
そして安易に知識をひけらかせればそれっぽく聞こえる
ようにしているが、そもそもDaiGoは一言も
学校と仕事が同じとは発言していないのである。
むしろDaiGoが言っていることと
ゆたぼんが言っていることは違ってはいない。
DaiGoが学校は楽しい時に行けば良いで成り立つ(かもしれない)が
仕事では成り立たないと言っているという事は
学校と仕事は別であると言っているようなものである。
つまり論破などしておらず実は共感すらしているということだ。
なのに相手は違ったことを言っているように印象付け
一見論破しているように見せているのである。
理由3 過去を引き合いに出して印象を悪くしているだけ
最後に良くなかったのが相手の弱みをつつくだけの論法である。
「だからといって『ホームレスの命はどうでもいい』なんて差別発言する人は良くないと思います。学校で何を学んできたんや?って話ですよね」
これを見てDaiGoが嫌いな人はざまぁと思うかもしれないが
そもそもホームレスの命の授業などは
まぁほとんどの学校がやることはないでしょう。
そしてDaiGoはその発言に関して全面的に自分の非を認め
謝罪を行っています。
その関係ない話をわざわざ掘り返して相手の心象を悪く見せる
夫婦喧嘩などでもたびたびやるやつです。
過去の過ちなんてものは誰にでもありますし
すでにそれによって四方から叩かれ
謝罪も済んでいるのに蒸し返すのは
反論の出来ない相手に鞭を打つような
やり方だと思います。
相手の過去を掘り返して悪く印象付けようとするやり方は
記憶に新しいものでひろゆきが米山議員にやっていましたね。
その時の米山議員は、そのことに関してはもう済んでいるし
2度の説明はしないと一蹴していたようでしたが。
まとめ
ゆたぼんとホリエモン、そしてメンタリストDaiGo
のやり取りでしたがどう感じたでしょうか。
論破してて気持ちいいと思った人も
いたでしょうし、違うと感じた人もいたでしょう。
私が論破出来ていないと思える理由は
- まず話がかみ合っていない
- 相手の意見を捻じ曲げて返している
- 過去を引き合いに出して印象を悪くしているだけ
学校に行く行かないはどちらにも人生があります。
せっかくこんな大事な話なんですから
それをこんな風にインフルエンサー達が
ただの口喧嘩のようにしてしまうのは
もったいないように感じますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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